魚町銀天街の最北端、アーケードが途切れるところの角にある立ち飲みの店「かどまん」。外観は、タバコの自販機で覆われているので、ほとんどの通りがかりの人はそこが立ち飲み屋であることに気づかないはず。
しかし、一旦中に入ると、穴倉のような穏やかな心地よさがあります。心地良さの主な原因は、店内が雑然と「しすぎていること」。そう、何一つ片付いていないのです。That's All Right.
野菜やさんが持ってきたカブは客用のカウンターの上に無造作に置かれ、むしった大根の葉っぱは通路を占拠し、壁の棚には生活感溢れ出る小物が脈略なく置かれています。
おばさんのキャラクターも濃く、ディープな立ち飲みスポットしてはこれ以上無いくらい濃厚な時間を楽しめます。
ちなみに、「かどまん」の店名の由来はおばさんも知らないそうです。
小倉経済新聞
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